エンジンは生き物であるとよく言われますが、
確かに乗り方によって差が出てきます。
低走行距離だけど
近所に買い物程度にしか使われない車と、
高走行距離だけど毎日長距離を乗っていた車では
調子に差が出るのは当然です。
低走行距離を信じて購入したら、
実際は調子が悪い、なんてことは
少なくないと思います。
そこで今回は調子をよくする
5つの裏技を紹介します。
スポンサーリンク
1、エンジンをきっちり回す
一般道ばかり走っている車が高速道路を走った後、
何かエンジンの調子が良くなったなんて
感じことがありませんか?
これはエンジンを上まで回すことで
内部に溜まったカーボンやスラッジが飛び、
調子が良くなると言われます。
MT車では
エンジンを回すことが簡単ですが、
AT車では少し工夫が必要です。
AT車の場合
ギアを2速や3速などに固定して、
4,000rpmから6,000rpmあたりまで
アクセル全開加速したり、減速したりを、
数回繰り返したら効果が出るようです。
2、柔らかめのオイルを使う
すべてのエンジンには、
オイルの指定があってグレード規格や量、
さらには粘度までも細かく指示されています。
そのなかで、
グレードや量を変えるのは
エンジンにとって悪影響です。
しかし、
走行距離が5万km以内の車に
指定された範囲内で
一番柔らかい粘度を入れると、
内部の回転抵抗が減って
エンジンが軽快になります。
特に冬などは柔らかめが
良いようです。
3、ヒューズを磨く
車の電気系統は
ヒューズを経由しています。
ヒューズは使っているうちに
電極が焼けて、
導通が悪くなってきます。
まったく電気を通さない
というわけではありませんが、
通しにくくなるので、
本来の調子が出なくなって
くることがあります。
ヒューズを外してみると
焼けて変色していることがあり、
これを磨いて戻すだけでも
調子はよくなります。
合わせてヒューズボックスも
きれいにしたいですね。
ただし、
外してしまうと作動に不具合が出る
ヒューズもあるので注意してください。
4、エンジンコンディショナーを吹く
エンジンコンディショナーとは、
エンジンの中にある汚れを取ることが
できるアイテムです。
古くはキャブクリーナーと
呼ばれていた物です。
定期的に
スロットル周りを洗浄してあげると、
アイドリング中のエンジン回転数が
安定します。
やり方としてはエンジンを暖気後、
スロットルよりエアクリーナー側にある
ゴムホースを外し、
そこからエンジン側へ向けて
エンジンコンディショナーを
30秒ほどスプレーします。
エンジンに蓄積された汚れは、
エンジンコンディショナーによって
分解・燃焼され、マフラーから
白煙となって排出されます。
この白煙が出なくなったら完了です。
5、エンジンマウントを交換する
エンジンマウントとは
車体にエンジンを固定している部品です。
また、加減速時のトルク反動で、
クランクシャフトを中心に
回転しようとするエンジンを
押さえ込む働きも受け持っています。
劣化してくると車内に響く騒音や
ステアリングや車全体に
伝わる振動が大きくなります。
また、エンジンにつながった
冷却水やガソリンのパイピングへのダメージや、
動いたエンジンがラジエターなどに
ぶつかって破損するケースも考えられます。
マウントを交換することによって、
これらの現象がなくなり、
またエンジンの調子もよくなります。
最後に
タクシーなど商用車が
数十万キロ走っても調子が良いのは、
毎日エンジンをかけ
長い距離を走るからです。
これに対して
サンデードライバーの運転する車の場合は、
週に走る距離はごくわずかです。
その結果、
エンジンの調子を保つことが難しく、
ほとんどが10万キロから20万キロ程度で
寿命を迎えます。
エンジンの調子を保ちながら、
長く乗ろうと思ったら、毎日エンジンをかけ、
少なくとも数十分以上は
走ることが重要です。
スポンサーリンク